県消防学校で卒業式 48人決意新たに消防士への一歩
2018年09月14日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
宇陀市の県消防学校で13日、今年度採用された第49期初任教育生の卒業式が行われ、18~27歳の48人(男性46人、女性2人)が消防士としての第一歩を踏み出した。
初任教育生らは4月に入校し、約半年間にわたって寮生活を送りながら、救助や消防活動など基礎的な訓練を受けた。12月から消防士として任務に当たる。
卒業式では、仲嶋元成学校長が「今後、消防が果たすべき役割はますます重要になってくる。厳しい訓練をやり抜いたことを思い出し、乗り越えてほしい」と式辞。
総代として謝辞を述べた和田敦樹さん(27)は「ここからがスタート。奈良は観光客が多いので、住民はもちろん、観光客も助けられるよう業務に励みたい」。森菜々穂さん(23)は「住民に信頼され、少しでも多くの命を救える消防士になりたい」と笑顔で話した。