【県立高再編計画】超党派の奈良市議22人が議決延期求める声明
2018年09月26日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県立高校再編計画について、超党派の奈良市議22人は25日、9月定例県議会での関係条例の議決延期などを求めた緊急声明を発表した。26日に荒井正吾知事や教育長、県議らに提出する予定。
声明では、奈良市議会が6月定例会で全会一致で採択した同計画案の議決延期を求める意見書が、県議会で反映されていないと指摘。その上で、対象校の生徒や保護者らに十分な説明がされないまま計画が進めば、教育行政への信頼を失墜しかねないとしている。
耐震性が国の基準を大幅に下回っている奈良高校については、平成年度に平城高校への校舎移転が計画されているが、それまで放置されれば生徒らの命を守れないとして、ただちに耐震化を行うよう求めている。
奈良市役所で会見した北村拓哉市議は「多くの市民が理解しないままに決まってしまっている。丁寧な説明をすべき」と話した。