「早く閉まる」とは言わせない もちいどので「もいちど夜市」開催 29日も
2018年09月29日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
店舗の閉店時間が早いとされる奈良の商店街で、夜にも買い物や食べ歩きを楽しんでもらう「もいちど夜市」が28日、奈良市餅飯殿町の「奈良もちいどのセンター街」で始まった。29日も開かれ、関係者は「この2日間は『早く閉まる』とは言わせない」とアピールしている。
イベント名は、商店街名の「もちいどの」と「もう一度行きたい」をかけて命名。奈良市内の商店街は日中こそ、多くの観光客でにぎわうが、午後7時を過ぎると大半の店が閉まる。近鉄奈良駅南側にある同センター街にも「営業時間を延長してほしい」という要望が多数寄せられていたという。そこで、若手商店主が中心となって企画した。
夜市では、南北250㍍のアーケードの約100㍍に、飲食や雑貨など36のブースが出店。奈良の新名物として定着しつつあるかき氷や、タイ風焼きそばなどのグルメのほか、輪投げや射的のコーナーもあった。
奈良市のパート従業員、奥村昌美さん(61)は「海外からたくさんの人が来ているので、こういう取り組みはいいですね。近くの商店街と力を合わせ、もっと大規模にやっても面白いと思う」と話していた。
もいちど夜市は午後7~10時。問い合わせは同センター街協同組合(0742・22・2164)。