クレパス画の名作130点が万葉文化館に 小磯良平、山下清…
2018年10月7日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
クレパスで描かれた作品を展示する「クレパス画名作展」(県立万葉文化館、産経新聞社主催)が6日、明日香村の県立万葉文化館で開幕した。サクラアートミュージアム(大阪市)が所蔵するクレパス画作品から130点が展示されている。12月26日まで。
クレパスは、サクラクレパスが大正14年に開発した画材で、クレヨンより柔らかく混色などができることが特徴。
名作展では、クレパスの開発に携わった洋画家・版画家の山本鼎や、小磯良平、山下清らのクレパス画が並んでいるほか、クレパスの歴史を記したパネルも展示されている。
この日はテープカットなどのオープニングイベントが行われ、サクラアートミュージアム館長の西村貞一・サクラクレパス会長は「クレパスの画材の多様性を楽しんでほしい」と話した。
会場を訪れた広陵町の主婦、浅香智恵子さんは「クレパス画の展示会は珍しいので、興味があって来ました。クレパス画にもいろんな手法があると知り、驚きました」と作品に見入っていた。