ナンバで「刀根早生」販売、好評 天理大生
2018年10月9日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
天理市萱生町発祥の柿「刀根早生」を県外で販売してブランド化を図ろうと、天理大学の学生が、大阪・ミナミの南海難波駅で天理市産の刀根早生柿を販売した。
刀根早生柿の販売は、天理大の授業「キャリアデザイン3(地域との連携)」の一環。農家が高齢化する一方で、農業を職業として選択する若者が少ないことなどを背景に、今年度は「就農」をテーマとし、刀根早生柿の原木を見学するなどして農業や刀根早生柿について学んできた。
学生らは5日から7日まで、天理市で育てられた刀根早生柿を、南海難波駅で駅の利用客らに販売。3日間で計約千個を売り上げた。
柿を購入した大阪府和泉市の無職、嶋田美代子さん(70)は「奈良は柿が有名だというイメージがあまりなかったので、これを機会に知ることができました」と話した。
また、天理大人間学部2年の花岡福さん(21)は「たくさんの人においしいと思ってもらい、(刀根早生柿が)広まってほしいですね」と柿を販売していた。