「大めがね」がお目見え 眼病封じの壷阪寺
2018年10月21日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「眼病封じの寺」として知られる壷阪寺(高取町)の境内に、木製の大めがねがお目見えしている。参拝者らが合掌してフレームをくぐり、目の健康を祈っている。
同寺の本尊・十一面千手観音菩薩座像は「目の観音様」として信仰を集めている。大めがねはレンズなしのフレームだけで、横幅4・7㍍、奥行き4・8㍍、高さ1・7㍍。
約30年前、宮大工が境内の大観音石像(高さ20㍍)の顔のサイズに合わせて製作したといい、毎年この時期に公開。日には、眼病封じ祈願会と信者らが寺に納めためがねを供養する法要が営まれた。
大めがねは、12月18日まで境内の三重塔そばに設置される。