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「キッシュ」と「タルト」の新店が人気 下市町産 旬の野菜たっぷり


常時3種類のキッシュが食べられる「BAKE HOUSE〝un〟」の店長、木田絢子さん=下市町下市

 フランスの家庭料理「キッシュ」とタルトの専門店「BAKE HOUSE 〝un〟(ベイク ハウス アン)」が下市町の商工会館1階にオープンし、人気となっている。店長の木田絢子さん(25)のこだわりは、具材に使う下市町産の新鮮な野菜。季節ごとに変わるメニューで旬の味を楽しむことができる。
 ドアを開けて店に入ると、香ばしいような甘いような香りが鼻をくすぐった。店にはタマネギ、ベーコン、チーズ、卵が入った定番の「キッシュ・ロレーヌ」のほか、各国の料理をモチーフにした「世界のお料理キッシュ」、地元野菜を使った「下市産お野菜キッシュ」の計3種類を常時用意している。この日はキノコとみそを使った和風キッシュと、オクラと長芋のとろっとした食感が優しいヘルシーキッシュが並んでいた。パイの仲間という生地は重すぎず、バターの風味がコクとなり、具材のうまみを引き立てている。
 河合町出身の木田さんは、高校生のころからカナダや米国で計5年間の留学を経験した。帰国後、久しぶりに食べた日本の野菜の味の濃さに驚いたという。「日本の食材のおいしさを発信したい」と料理の道に進むことを決め、平成2年開校の「なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)」(桜井市)に1期生として入学。同校で一から料理や経営を学び、卒業後の今年6月に念願の店をオープンさせた。
 なぜキッシュなのか。木田さんは「私が好きなのが一番だけど、どんな野菜でも具材になるのが魅力」と語る。一晩寝かせてから2回焼いた生地の上に、あめ色に炒めたタマネギを敷く。そこに具材を流し込んで焼くという手間のかけようだ。キッシュ以外にもタルトやスープを手作りしていて、仕込みや料理はすべて1人でこなす。午前4時半から仕込みを始める日もあるが、「お客さんが『おいしかった』と言って、また買いに来てくれるのがうれしい」と屈託ない。
 なじみの生産者も増え、「今の時期は黒枝豆がいいよ」などと具材におすすめの野菜を教えてくれるという。「年中季節のものを入れて、そのおいしさをダイレクトに伝えたい」と、きょうも新たなメニュー開発に挑戦している。
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 午前11時~午後6時(冬季は午後5時まで)。キッシュ単品380円。タルト単品300円。スープやトースト、ドリンクが付くセットもある。問い合わせは町商工会札の辻ステーション(0747・58・8002)

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