帝塚山小で「租税教室」開催 講師はOG、税について学ぶ
2018年11月10日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「税を考える週間」(11~17日)を前に、奈良市の帝塚山小学校(池田節校長)で8日、租税教室が開かれ、奈良納税協会が講師を派遣し、5年生約80人が税の必要性と役割を学んだ。
奈良税務署管内にある教育委員会や税務関係者などでつくる「租税教育推進協議会」が主催。同校の卒業生で、野菜の種子開発や販売を手がける大和農園ホールディングス(天理市)の専務取締役、吉田睦さん(29)を講師に招いた。
この日は、公共施設をつくるのにどれだけの税金がかかっているか、などについてワークシートを用いて学習。児童らは計1億円分にもなる札束のレプリカに驚きの声を上げたほか、税がなくなった仮想社会を描くアニメを視聴した。
吉田さんは「税金はみんなが豊かな生活を送るために必要。頑張って仕事をして税金を納めている両親に感謝の気持ちを伝えましょう」と呼びかけた。受講した五味遥さん(11)は「公園や消防署も、税金で成り立っていると初めて知りました。税がなくなったら大変なことになると分かった」と話していた。