「近大マグロ丼」限定販売、近大農学部の学生食堂盛り上がる
2018年11月16日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
卵から完全養殖されたクロマグロの〝近大マグロ〟を使ったマグロ丼が15日、奈良市の近畿大農学部にある学生食堂「アグリー」で販売され、学生らが舌鼓を打った。
近大では昭和45年からクロマグロ養殖の研究を始め、平成14年に世界で初めて完全養殖の技術を確立。近大マグロは現在、東京・銀座と大阪・梅田にある近大の直営料理店などで提供されている。
丼に使う米も近大農学部が開発にかかわった「金賞健康米」で、銘柄は熊本県産の「森のくまさん」。この日は1食300円で限定400食が販売され、学生はわさびしょうゆで味付けされた肉厚のトロや赤身をおいしそうに味わっていた。
丼を食べた近大農学部3年の山下良貴さん(22)は「わさびしょうゆの味付けがよかった。いつもこの値段で食べられるようになるといいですね」と話していた。