【県立高再編】奈良高「現地建て替え」平城高「存続」求め署名提出
2018年12月4日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県立高校再編計画について、平城高校校友会と奈良高校有志は3日、奈良高校の現地建て替えと平城高校の存続などを求めた1万3568人分の署名を荒井正吾知事や吉田育弘教育長らに提出した。
高校再編計画では、平成34年に閉校する平城高校の跡地に奈良高校が移転する予定。奈良高校は校舎や体育館の耐震性が国の基準を大幅に下回っており、来年度の1、2年生は仮校舎完成までの間、城内学舎(大和郡山市)で学ぶ予定になっている。
署名では、計画の見直しや奈良高校の現地建て替えに加え、生徒の安全を守るために早期の耐震対策を求めている。平城高校校友会の鳥見浩憲会長は「高校関係者のみならず、県民に対しても無責任なやり方。計画の理解が得られていない部分は見直してほしい」と訴えた。