当麻寺西塔の現場見学会 16、17日 間近で見る最後の機会
2018年12月15日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県教委は文化財保護への理解を深めてもらおうと、本格的な修理を進めている国宝・当麻寺西塔(葛城市)の現場見学会を16、17の両日に開く。
当麻寺は、古代の三重塔が東西一対で残る唯一の寺院。西塔は先月、心柱最上部から飛鳥時代後期(7世紀後半)の制作とみられる舎利容器が見つかったことが判明している。
修理は瓦屋根の葺き替えが完了。来年1月に素屋根が解体されるため、屋根や組み物を間近に見ることができる最後の機会となる。当日は午前9~11時と午後1~3時に随時受け付け、混雑時は入れ替わりで入場。無料。事前申し込みは不要。