【知事選】元プロボクサーで医師の川島氏、出馬表明
2018年12月19日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
来年4月の知事選への出馬を表明した医師の川島実氏(44)=奈良市。18日に県庁で開いた出馬会見では、「現県政の政策の進め方は乱暴。対話と共感のある政治を実現したい」と思いを語った。
川島氏は元プロボクサーにして医師で僧侶という異色の経歴の持ち主。4人の子供の父親で、PTA会長や自治会長も務めてきた。
川島氏は出馬の理由を「高校再編やホテル開発など、地域住民との十分な話し合いがないまま突き進む県政のあり方に、強い危機感を覚えた」と説明。「子供の安全最優先で、教育にかける予算の優先順位を上げる。県内医療の荒廃を招く、現県政の医療費抑制政策も見直す」と、教育と地域医療政策を中心に訴えていく考えを示した。
選挙戦では「無所属、中道で広く県民への支持を訴えたい」と、特定政党の支援は受けない方針という。
同知事選には現職で4選を目指す荒井正吾氏(73)が立候補を表明している。