「紅茶」の魅力伝える 奈良ホテル・樽谷亜弥さん、「ロンネフェルト社認定」ティーマスターシルバー
2018年12月26日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
ドイツの老舗紅茶ブランド「ロンネフェルト」の最高級品を優雅にティーカップに注ぐ。奈良ホテル(奈良市高畑町)のティーラウンジで勤務する樽谷亜弥さん(30)は、同社が認定するティーマスターシルバーの有資格者だ。
吉野町出身。高校卒業後に入社した奈良ホテルでは、メインダイニングルーム「三笠」でサービスを担当していたが、産休明けにティーラウンジに異動した。
資格の取得を目指したのは「お客さまから紅茶のことを聞かれることが多かったので」。テイスティングや紅茶のいれ方などを学ぶセミナーを3日間受講。入っているスパイスを覚えたり、合わせ方を学んだりして、その魅力にはまったという。
「紅茶はシンプルにストレートで飲んでもおいしいですが、アレンジやブレンドの仕方で味のバリエーションが広がる。料理とのマリアージュを知ってほしくて」。自ら企画したティーセミナーでは、淡いローズ色のハーブティー、フルーツやスパイス入りのフレーバーティーを紹介。料理によって温度を変えるなど、自宅でできる紅茶の楽しみ方も伝授した。
ティーセミナーは今月をもって終了したが、「また何か、みなさんに喜んでいただける企画を立ち上げたい」と新たな構想を練っている。(朋)