今年から夏休みは「1週間短縮」、奈良市立の全64小中学校
2019年01月15日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市教委は、全64校の市立小中学校について、平成31年度から夏休みを1週間短い8月24日までにすると発表した。県内の12市で、夏休みを短縮するのは葛城市に次いで2例目となる。
文部科学省の学習指導要領改訂による授業時間数の増加を受け、夏休みの短縮を決定した。
市教委学校教育課によると、31年度から市内の小学校では3、4年生で授業時間数が35コマ、5、6年生で20コマ増加する。1週間すべてを6時間授業にすれば授業時間の確保は可能だが、担当者は「児童の集中力や負担を考慮すると、1週間当たりの授業時間は軽減する方が望ましい」としている。
中学校は授業時間数の変更はないが、警報やインフルエンザによる臨時休校などに備え、短縮を決めた。
生徒、保護者には今月7日に文書で通知済み。31年度の夏休みは7月21日~8月24日。25日が日曜日のため、2学期の始業式は26日となる。