アイデアくふう作品展開催中、県知事賞の「うさ耳」など22作品
2019年01月26日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県内の発明家や企業が創意工夫を凝らした作品を展示する「第17回県アイデアくふう作品展」(県主催)が、奈良市の県文化会館で開催されている。27日まで。
今回、一般応募の審査対象は計22作品で、県知事賞には杉本義己さん(奈良市)の「うさ耳コミュニケーション」が輝いた。
「うさ耳」は、体の動きが小さく意思表示が難しい障害者のためのカチューシャ型のコミュニケーションツール。奥歯のかみしめなど筋肉の収縮で発生する微弱な電気信号を耳の動きに変換し、意思を伝える仕組みだ。
来場した奈良市の主婦は「日常で不便だなと思ったことがこうしたアイデアにつながるのだと思います。ちょっとした工夫がおもしろいですね」と感心した様子だった。
他の受賞は次の通り。(敬称略)
県議会議長賞=「はいはいドーム」(御所市、山名勉)▽日本弁理士会近畿支部長賞=「しおり(ココヨム)」(田原本町、妹尾淑子)▽奈良デザイン協会賞=「奈良こけし」(奈良市、坂本昌弘)▽県発明協会まほろば賞=「障害物対応型ピン球回収器」(同、畑内豊)