高校生のビジネスGP開催 GPには県産食材再利用のクレヨン
2019年01月30日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
高校生が新たなビジネスプランを発表する「高校生ビジネスグランプリin斑鳩」が、斑鳩町の中央公民館で開かれた。
次世代を担う若者に、斑鳩町の商工業や観光業の発展につながるビジネスを考えてもらい、活気ある地域作りを推進しようと、町商工会女性部が昨年から開催。今年は県内の高校から11組の応募があった。
27日には1次審査を突破した9組が参加。高校生は、農業を通じて斑鳩町に長期滞在してもらい、観光を持続可能なものにするビジネスモデルや、訪日外国人向けの着物の販売やレンタルサービスなどについて発表した。
グランプリを受賞したのは、廃棄される県産食材や植物を再利用したクレヨンの製造を提案した奈良工業高等専門学校3年の藤野夏帆さん(18)。藤野さんは「試作を重ねたり、プレゼンテーションの練習は大変だったが、賞を取ることができてとてもうれしい」と話していた。