JAL、奈良の魅力を「空」から発信 県産食材の機内食も
日本航空(JAL)が日本各地の魅力を国内外にアピールするために行っている地域紹介企画「新・JAPAN PROJECT」で、2月に奈良県と京都府を特集することが決まり、奈良市内で30日、発表会見が行われた。国内線ファーストクラスで県産食材を使った機内食を提供するほか、機内誌を通して奈良の魅力を発信するという。
活性化を目的とするJALの地域紹介は平成23年から始まり、奈良が取り上げられるのは初めて。
機内食は奈良公園内のフレンチレストラン「La Terrasse(ラ・テラス」の高田和明シェフが監修。「大和肉鶏のロースト」や「奈良県産あまごのエスカベッシュ」など、県産の食材をふんだんに使ったスペシャルメニューが並ぶ。新千歳、伊丹、福岡、那覇の各空港と羽田空港を結ぶ4路線の夕食として提供され、メニューは10日ごとに変わるという。
試食した荒井正吾知事は「大和榛原牛と大和ポークのハンバーグはとてもジューシーでベリーグッド。奈良にもおいしいものがあると紹介してもらうのはありがたい」と喜んだ。
また、機内誌の「SKYWARD」2月号には、「修験道の郷、吉野の山へ」と題した特集記事を掲載。金峯山寺(吉野町)や洞川温泉(天川村)などをその歴史や文化とともに詳しく紹介している。機内誌は月平均約350万人が搭乗する全てのJALの国内・国際線の座席に備え付けられるという。
JALの大川順子副会長は「観光、伝統、文化、食、さまざまな角度から奈良の魅力を発信する。精力的に宣伝し、より多くの観光客を誘致したい」とアピールした。
詳細は「新・JAPAN PROJECT」ホームページから。