【はしか感染】40代男性、新たに発症 生駒など立ち寄り
2019年03月2日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県は1日、県内に住む40代の男性会社員がはしかを発症したと発表した。県内では3人目。男性は現在は快方に向かっているが、先月16~22日に生駒市内の大型電気店や病院などを利用しており、感染拡大の可能性があるとして、県は注意を呼びかけている。
県によると、男性は先月13日に大阪市内の職場ではしか患者の同僚と接触し、17日夜から発熱。18日以降、複数回生駒市立病院を受診し、28日にはしかと診断された。この間、男性は16日夕に生駒市の大型電気店「ジョーシン東生駒店」を利用。17日夕には大阪府藤井寺市の飲食店「コナズ珈琲藤井寺店」に立ち寄った。発症後の19日午前と22日午前には、同病院1階の外来待合室を利用したという。いずれも移動手段は自家用車だった。
はしかの潜伏期間は約10~12日間。空気感染で広がるため、県は男性と同じ日に各施設を利用した人に対し、「風邪に似た症状が出たらはしかを疑い、公共交通機関は利用せずに病院の指示に従って受診してほしい」と呼びかけている。