奈良市、コンビニでの住民票などの交付はじまる
2019年03月3日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市は3日、マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで住民票などの証明書を取得できるサービスを始める。また、性的少数者(LGBT)に配慮し、市役所窓口で提出する申請書類の性別欄を削除する。
サービスは、全国約5万4千店舗のコンビニに設置されているマルチコピー機で証明書を発行することができ、全国の約3割の自治体で実施されている。交付が受けられるのは、住民票の写し▽印鑑登録証明書▽戸籍証明書・附票の写し▽課税(非課税)証明書―で、手数料は窓口と同額。4日から市役所の窓口でもマイナンバーカードを使い、証明書を発行できるようになる。
また、LGBTに配慮し、同日から印鑑登録証明の交付申請書の性別欄を廃止。これに合わせ、住民票と印鑑登録証明書、戸籍証明書の3種類を1枚にまとめた様式に変更し、何枚も申請書を書く手間を省く。
仲川げん市長は「利便性の向上や不要な性別確認をなくすことで、余計なストレスを与えない市を目指す」と話した。