【はしか感染】県内で4人目確認、過去10年で最多
2019年03月6日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県は5日、県内に住む30代の女性会社員がはしかを発症したと発表した。県内では4人目で、過去10年間で最多となった。女性は先月ミャンマーを訪れており、現地で感染した可能性が高いという。
県によると、女性は先月9~13日にミャンマーを訪れ、帰国後の25日に発熱した。今月2日午後5時ごろ、橿原市の県立医大付属病院に救急搬送され、はしかと診断されるまでの約2時間40分、同病院の一般病棟に入院していた。現在は感染症病床に入院中で、快方に向かっているという。
はしかは空気感染でも広がり、潜伏期間は約10~12日間。県は2日夕~夜に女性が一時入院していた同病院A棟7階北病棟にいた人は感染の可能性があるとして、「はしかを疑う症状が出た場合は、事前に医療機関に連絡した上ですみやかに受診してほしい」と呼びかけている。