「電気記念日」で講演など 奈良女子大でイベント
2019年03月26日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
電気の恩恵を感じ、電気エネルギーへの関心を高めるイベント「電気記念日行事」が25日、奈良女子大学(奈良市)で開かれ、約170人の電気関係従事者らが参加した。
明治11年3月25日に日本で初めて電気の明かりがともされたことを記念し、この日を「電気記念日」に制定。電気関係事業に携わる人たちでつくる同行事奈良地区実行委員会が毎年開催している。
冒頭、実行委の高橋伸和委員長が「電気は情報通信や医療、防災など、私たちの命を守るシステムの至るところで活用され、今日までの社会を支えてきた。今後も必要不可欠だが、省エネルギーなど環境への配慮も忘れてはならない」とあいさつした。
その後、NPO法人「国際環境経済研究所」の理事で主席研究員の竹内純子氏が「2050年のエネルギー産業 日本の現状と課題」と題して講演。竹内氏は原子力や再生可能エネルギーの現状などを解説した上で「これから電力の需要はさらに増える。原子力と再生可能エネルギーの両方で補っていくことが必要だ」と力説した。