奈良社会福祉院の「山吹茶会」開催 60人が参加
2019年04月20日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
保育園や老人ホームなどを運営している社会福祉法人「奈良社会福祉院」(奈良市)が住民らをもてなす「山吹茶会」が同市の佐保山こども園で開かれた。
住民との交流を通じて、戦争未亡人やその子供の救済を目的に同院を開設した創業者、上田政治さんの意思を受け継ごうと、平成29年から催している。
茶会では、元職員や住民ら約60人が参加。同園の年長クラス約20人が大正琴を演奏したり、ボランティアが日本民謡や舞を披露したりした。その後、同法人内の茶道クラブに所属している職員らが点てた抹茶を参加者が楽しんでいた。
同法人の上田裕巳名誉理事長は「近隣住民らと理解を深めあい、共に学び、助け合うという福祉の原点を大切にしていきたい」と話していた。