歓迎会増える時期、未成年者の飲酒防止キャンペーン実施
2019年04月21日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
未成年者の飲酒や飲酒運転を防ごうと、酒類小売業者らでつくる県小売酒販組合連合会は、奈良市の近鉄奈良駅前で啓発キャンペーンを実施した。
4月は「未成年者飲酒防止強調月間」で、歓迎会などでお酒に接する機会が増えるこの時期に毎年、啓発活動を行っている。今年は酒類販売業者や奈良税務署、県警などから約70人が参加。同連合会の登和成筆頭理事は「青少年の非行防止と健全育成の重要性を認識し、20歳未満飲酒防止運動の輪を広げることが重要」と述べ、「酒類販売の際の年齢確認」や「飲酒運転撲滅環境の醸成」などをスローガンに宣言した。
その後、参加者らが若者にチラシとポケットティッシュを配布。受け取った同市の高校3年の女子生徒は「もしお酒を勧められてもきちんと断るようにしたい」と話していた。