帯解寺で「御代替記念絵馬」配布
2019年05月2日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
安産祈願の寺として知られる帯解寺(奈良市)で1日、安産祈祷を受けた妊婦らに御代替わりを記念する絵馬が配布された。
帯解寺は、平安時代に子宝に恵まれなかった文徳天皇のきさき、染殿皇后が祈願に訪れたところ、のちの清和天皇を懐妊したとされる。また、上皇后さまが天皇陛下を懐妊された際、岩田帯やお守りを献納し、皇室ゆかりの安産祈願の寺としても知られている。
この日は御代替わりと大安、妊娠5カ月目に腹帯を巻くとよいとされる「戌の日」が重なることから、祈祷を受けた妊婦らに絵馬を配布。絵馬には皇室を表す菊の花や日の丸、鶴亀が描かれ、「御代替記念」と記されている。参拝者らはお守りなどと一緒に絵馬を受け取っていた。
安産祈願に訪れた大阪府羽曳野市の主婦(35)は「御代替わりでもある記念の日に祈願できてよかった。無事に生まれてきてほしい」と笑顔で話していた。