浮見堂でボヤ、床の一部焦げる たばこの不始末か
2019年05月9日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
8日午後6時25分ごろ、奈良市高畑町の「浮見堂」で、床が燃えていると通行人の女性(18)から通報があった。浮見堂の床の一部(12㌢四方)が焦げたが、けが人はなかった。
現場を通りかかった奈良市の男子大学生(18)が持っていたコップで池の水をくみ、2回ほどかけて火を消し止めたという。通報した女性は「手のひらくらいの面積が燃えていて、煙と15~20㌢くらいの炎が出ていた。大きなことにならなくてよかった」と話していた。
奈良署は何者かのたばこの不始末が原因とみて、詳しい状況を調べている。
浮見堂は、奈良公園の鷺池に浮かぶ六角形のあずまや(木造)で、多くの観光客が訪れる名所として知られている。