「潜在保育士」の復帰後押し 生駒市、PR動画作成
2019年05月17日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
資格を持ちながら働いていない「潜在保育士」の復職を後押ししようと、生駒市は保育の仕事のやりがいを凝縮したPR動画を作成した。市公式サイト内の保育士採用専門ページで公開している。
市内の待機児童数は年々増加しており、4月1日現在で77人(前年同期比14人増)。県外就業率が高く、主要駅付近にある保育所に入所希望が集中しているのが要因の一つだ。
待機児童を解消するためには、保育士の確保が欠かせない。たとえば0歳児担当の保育士を1人雇えば、保育所の定員を3人増やすことができるという。そこで市内で働く保育士や幼稚園教諭の協力を仰ぎ、2本のPR動画を作成。「先生編」では仕事のやりがいやうれしかった経験を、「潜在保育士編」ではブランクからの復帰後に感じた体験談を、いずれも1分30秒のショートムービーに収めている。
市の担当者は「資格を持っている方たちに、一歩踏み出すきっかけとなってくれたら」と話している。就職フェアや相談会でも放映する。