今年も「奈良の夏冷酒」発売 県内蔵元5社から
奈良の5つの蔵元による共通ブランド「奈良の夏冷酒」の販売が26日から始まる。「古都のお酒で乾杯しよう実行委員会」が地元酒造メーカーのブランド力を結集した企画で、今年6年目。夏らしい涼しげなブルーのボトルで、今年は定番のシカではなくアジサイをイメージしたラベルを採用している。
参加した蔵元と銘柄は、今西清兵衛商店(奈良市)の「春鹿」▽奈良豊澤酒造(同)の「豊祝」▽八木酒造(同)の「升平(しょうへい)」▽梅乃宿酒造(葛城市)の「梅乃宿」▽北村酒造(吉野町)の「猩々(しょうじょう)」。5社それぞれが原料米を県産の山田錦や露葉風など地元県産にこだわることで、地産地消にも取り組んだ。
5本は、切れ味のよいすっきりした味わいから、しっかりコクのあるものまでそろっており、実行委員長で酒類卸売会社「泉屋」(奈良市)の今西栄策社長は「5本を飲み比べると、自身の酒の趣向を知ることもできる」と話している。
今回は、MYP食品(同)と連携したキャンペーン「MYP餃子が当たるCP」も実施し、ギョーザと日本酒のマリアージュも提案している。
ボトルは飲みやすい500㍉㍑サイズで1本980円(税抜き)。販売本数は5社で計5千本を予定し、県内の酒類販売店などで購入できる。問い合わせは泉屋(0742・26・1234)。