ウバユリが見頃 飛鳥歴史公園甘樫丘地区
2019年08月2日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
明日香村の国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区で、大型のユリ「ウバユリ」(姥百合)が開花し、園路沿いで緑白色の美しい花を咲かせている。
ウバユリは山中に自生するユリ科の多年草。長さ10センチ以上もある花とハート形の葉が特徴。花の咲く頃に葉が枯れ始め、「葉(歯)がない」ことから姥を連想し、ウバユリと名付けられたとの説もある。
甘樫丘地区では主に2カ所に群落を形成。川原展望台南西側の園路沿いには300株以上が咲き誇っている。展望台を目指し、斜面の園路を登ってきた入園者らは大きな花に目を奪われている。
花の見頃は8月上旬ごろまで。問い合わせは同公園飛鳥管理センター(0744・54・2441)。