近鉄奈良駅にベビーケアルームを試験設置
2019年08月22日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
近鉄奈良駅(奈良市)の改札内に、乳幼児のおむつ替えや授乳ができる完全個室型のベビーケアルームが試験設置されている。近鉄が駅に授乳室などの設備を設置するのは初めてで、期間は10月31日まで。利用状況や要望を把握した上で、設置の継続を検討するという。
ベビーケアルームは可動式で、高さ2㍍、幅1・8㍍、奥行き0・9㍍。約1・3平方㍍の室内にソファとテーブルが設置されている。会員登録や予約は不要で、子供連れであれば午前7時半~午後8時半までの間、誰でも無料で利用できる。時間外は施錠しているが、駅員に声をかければ利用できる。
近鉄はこれまで、駅で授乳を希望する女性には救護室などを使ってもらっていたが、サービスの向上を目指し、ベビーケアルームを設置。担当者は「小さな子供を連れた方は、気兼ねせずに使ってほしい」としている。また、備え付けのモニターで利用者へのアンケートも実施している。