星野リゾート、明日香村のホテルは令和5年開業予定
2019年08月25日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
星野リゾート(本社・長野県軽井沢町)が明日香村に建設を計画しているホテルが、令和5年に開業することが分かった。村と同社は平成28年にパートナーシップ協定を締結し、ホテル建設を進めていくことを決めたが、オープン時期を明らかにしていなかった。
村によると、両者は今月15日、連携強化を目的とする地域活性化包括連携協定を新たに締結。これに「令和5年の開業を目指す」と盛り込んだ。
ホテルが建設されるのは、皇族の墓の可能性が高いマルコ山古墳や、斉明天皇の墓とされる牽牛子塚古墳に近い近鉄飛鳥駅西側の丘陵地。敷地面積は約4ヘクタールで、星野リゾートはすでに用地買収を終えたという。
星野リゾートは全国で高級旅館やリゾートホテルを運営する。村と同社は昨年から職員の人事交流を始めており、両者は「地域の魅力を発掘・発信し、地域に根ざす宿泊施設として活性化に貢献できるよう、連携・協力しながら準備を進める」としている。