奈良市全域で総合防災訓練、「防災の日」の1日に
2019年08月31日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「防災の日」の9月1日、奈良市は市全域での一斉総合防災訓練を初めて実施する。災害発生時の避難行動や市内全地区での避難所開設など実践的な内容となっており、市民への参加を呼びかけている。
市はこれまで、各地区の自治会関係者らに避難所開設や運営のノウハウを学んでもらうため、一会場に集まって訓練を実施。今回は災害発生時に使用される1次・2次避難所を会場として、50地区の計57カ所で同時に取り組む実践さながらの訓練となる。
訓練では、奈良盆地東縁断層帯を震源としたマグニチュード7・5、震度7の地震が発生したと想定。防災無線や防災情報メールで避難情報を確認した参加者は、地区ごとに指定された避難所へ移動し、実際の移動経路や受け付けの流れを確認する。市役所では、災害対策本部の設置や市長による記者発表などを行う。
時間は午前8時~午後0時半。訓練が実施される避難所は市ホームページで確認できる。問い合わせは市危機管理課(0742・34・4930)。