奈良県、中国・清華大と覚書 文化発展と人材育成で
2019年09月4日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良県は中国の清華大学(北京市)と、文化発展と人材育成を目的とした包括交流に関する覚書を締結した。県が海外の大学と覚書を締結するのは初めて。
県国際課によると、昨年12月に清華大の元学長らが平城宮跡の視察に訪れたことをきっかけに交流の検討を開始。8月21日に荒井正吾知事が同大を訪れ、学術研究の推進や文化・芸術などの振興を目的とした交流を進めるとの覚書を締結した。
同大はすでに北海道、鹿児島県、滋賀県と同様の覚書を締結しており、フォーラムの開催や学生同士の交流などが行われているという。荒井知事は「協力してアジアの若い世代にイノベーションを起こしたい」とコメントした。