消防学校で卒業式 第50期初任教育生
2019年09月21日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県消防学校(宇陀市)第50期初任教育生の卒業式が20日、同市の大宇陀体育館で行われ、18~28歳の68人(男性63人、女性5人)が消防士としての第一歩を踏み出した。
初任教育生は4月に入校し、寮生活を送りながら約半年間、救助や消防、学科などの基礎的な訓練を受けた。12月から消防士として任務に当たる。
卒業式では、仲嶋元成学校長が「入学したときの熱い思いを持ち続け、住民から信頼されるよう職務に精励してほしい」と式辞。総代を務めた坂本真士さん(28)は「一日も早く、一人前の消防人になれるよう精進する」と謝辞を述べた。
式の後、卒業生らは一斉に帽子を投げ上げて卒業を喜び合った。川内美咲さん(22)は「女性ならではの気遣いができ、男性に負けないくらいパワフルな消防士になりたい」と決意を新たにした。