銭湯、5年ぶり値上げ 大人440円に
2019年09月29日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良県は10月1日から、銭湯(一般公衆浴場)の入浴料金のうち「大人」(12歳以上)をこれまでの420円から20円値上げして440円に、「中人」(6歳以上12歳未満)を150円から10円アップの160円に改定する。
県内の銭湯では、燃料費の高騰や利用者数の減少が経営を圧迫。10月には消費税率が10%に引き上げられ、経営がさらに厳しくなると予想されることから、5年ぶりの値上げに踏み切った。「小人」(6歳未満)は80円で据え置く。
銭湯の入浴料金は、物価統制令の適用を受け、知事が統制額(上限金額)を指定する。今回は大学教授や銭湯経営者らで構成する県公衆浴場入浴料金協議会の答申に基づき、決定した。