台風19号、奈良県内への最接近は12日昼過ぎか
2019年10月11日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
大型で猛烈な台風19号について、奈良地方気象台は10日、県内には12日昼過ぎに最接近するとの見通しを発表した。
気象台によると、紀伊半島には暖かく湿った空気が流れ込み、強い勢力を維持したまま県内に接近する恐れがある。県内は11日昼過ぎから強風域に入り、南部では夕方から12日深夜にかけて激しい雨が降る恐れがあり、北部でも同日未明からの大雨に注意が必要という。
11日正午までの24時間降水量は、多いところで北部20㍉、南部60㍉。12日正午までは北部100~200㍉、南部300~400㍉で、その後も雨量が増えると予測している。
大雨のピークが過ぎた後も土砂災害の危険性はあるといい、気象台の担当者は「早め早めに安全を確保するとともに、屋外での作業や不要不急の外出を控え、河川や用水路には絶対に近づかないでほしい」と呼びかけている。