橿考研が公開講演会 出雲の文化と大和への影響
2019年11月3日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良県社会福祉総合センター大ホール(橿原市)で3日午後1時から、公開講演会「出雲の青銅器祭祀から大和の前方後円墳祭祀へ」が開かれる。来春、東京で開かれる特別展「出雲と大和」(県など主催)の関連企画で、橿原考古学研究所が主催。
出雲(現在の島根県)では、荒神谷遺跡などから弥生時代の銅剣・銅矛・銅鐸が出土。これらを使った祭祀が盛んに行われていたとされ、出雲の文化が大和の王権祭祀にも影響を与えたとみられている。
公開講演会では、井上洋一・東京国立博物館副館長らが、出雲の青銅器祭祀と四隅突出型墳丘墓などについて語る。また、白石太一郎橿考研研究顧問は、大和における前方後円墳祭祀の成立について講演する。
聴講無料で、定員は先着550人。問い合わせは橿考研(0744・24・1101)。