紀伊半島豪雨で流出、電気雷管10本を発見・回収
2019年11月9日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県消防救急課は、平成23年9月の紀伊半島豪雨で、十津川村宇宮原の建設会社の工事現場から熊野川に流出した電気雷管2896本のうち10本が、同村林の河川敷で新たに見つかったと発表した。
同課によると、電気雷管は同村の新猿谷トンネル工事の発破用として置かれていたもので、5日午後2時50分ごろ、工事関係者が約2年ぶりに発見した。これまでに回収された電気雷管は計233本となった。
電気雷管は通電させてダイナマイトなどの爆薬を起爆する装置。火中に投じるなどすると破裂する可能性があり、同課は「発見した場合は警察に連絡してほしい」と呼びかけている。