大神神社で大杉玉掛け替え 14日に醸造安全祈願祭
2019年11月13日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
酒造りの神様として知られる桜井市の大神神社で、拝殿の天井に飾られている大杉玉が掛け替えられた。14日には業界の発展と醸造の安全を願う「醸造安全祈願祭」(酒まつり)が開かれる。
杉玉は酒屋のシンボルで、美酒づくりを祈願して軒先などに飾られている。詳しい起源は不明だが、江戸時代には杉の葉を店頭につるす風習が広まっていたとされる。
新調された大杉玉は直径約1・5㍍、重さ約200㌔。ご神体である三輪山の杉の葉を竹籠に差し込み、2日がかりで作製された。この日は職員8人がワイヤやロープを使って古い大杉玉と交換し、巫女が「志るしの杉玉」と書かれた木札を取り付けた。
14、16、17日には境内でふるまい酒もある。問い合わせは同神社(0744・42・6633)。