犬猫の殺処分ゼロへ 超党派の県議連発足
2019年12月21日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
超党派の県議20人でつくる「殺処分ゼロをめざす県議会議員連盟」が発足した。阪口保県議(創生奈良)が会長を務め、発足は6日付。
県消費・生活安全課などによると、昨年度の犬猫の殺処分数は844頭。直近の5年で50%近く減少したが、約9割を占めるネコの殺処分を減らしていくのが今後の課題という。阪口氏らは殺処分ゼロと動物虐待の防止を目指し、党派や会派の垣根を超えて活動していく方針で一致。県議連は取り組みの第1弾として来月、県営うだ・アニマルパーク(宇陀市)内の中和保健所動物愛護センターを視察する予定だ。阪口氏は「1つの党派、会派だけではなかなか話が前に進まない。これで着実に殺処分ゼロに向けて前進できるだろう」と話した。