全国体力テスト 小中男女とも平均
県教委は23日、小学5年と中学2年の各男女を対象に実施した令和元年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査(全国体力テスト)の結果を発表した。実技8種目を点数化した体力合計点は小5、中2の男女とも全国平均レベルをキープした。
調査は50㍍走、反復横とび、握力、ソフトボール投げなど8種目で実施。県内では、小5男女1万874人、中2男女9781人が参加した。
男子は小5(53・68点)、中2(41・88点)とも全国平均(小5=53・61点、中2=41・69点)をわずかに上回ったが、女子は小5(55・38点)、中2(50・10点)ともに全国平均(小5=55・59点、中2=50・22点)をやや下回った。
全国順位は、小5男子23位▽小5女子31位▽中2男子23位▽中2女子25位。体力合計点の全国平均は前年に比べて一律に低下しており、県内も同様の結果となった。
また、種目別では、中2男女の反復横跳び、上体起こしが全国平均を上回った一方、同持久走はこれを大きく下回った。
県教委保健体育課の担当者は「調査が始まった平成20年度から比べると、県のレベルは着実に向上している。今回下がったのは、授業以外の運動時間が減っていることと暑さが影響しているのでは」と分析している。