犬養孝が愛した地を歩く 19日開催
2020年01月12日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
万葉集研究の第一人者で「万葉風土学」を確立した犬養孝氏(1907~98年)が「古代が今にいきづいているような田舎」と愛した天理市の石上神宮周辺などを歩く歴史ウオーキング「山の辺の道・天理市の歌碑を訪ねて」が、19日に開催される。参加者を募集している。
犬養氏の教え子で、全国万葉協会会長の富田敏子さんが代表を務める「万葉の大和路を歩く会」(奈良市登美ケ丘)が主催。
[石上 布留の高橋 高々に 妹が待つらむ 夜ぞ更けにける](作者未詳)などの万葉歌4首が詠まれた舞台や歌碑をめぐる。
令和元年9月に『万葉集を歩く 犬養孝がたずねた風景』(平凡社)を発刊、平成30年4月に『萬葉二千三百碑』(万葉の大和路を歩く会)を編集した富田さんが案内する。
当日はJR・近鉄天理駅に午前10時集合。約7㌔を歩き、午後4時半に近鉄前栽駅で解散予定。途中にバスを使用する。弁当持参。参加希望者は14日までに参加費2600円(バス代含む)を同会の口座に振り込む。申し込み、問い合わせは同会(0742・44・0373、平日のみ)。