臨時校長会で再発防止確認 生駒、中学生盗撮で
2020年02月13日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
生駒市の市立中学校で複数の男子生徒が女子生徒を繰り返し盗撮していた問題を受け、市教育委員会は12日、臨時の校長会を開き、再発防止に向けて連携を強化する方針を確認した。
同校では昨年11月以降、2年生の男子生徒5、6人がスマートフォンやペン型小型カメラを使い、1、2年生の女子生徒のスカートの中や着替えの様子を教室などで複数回にわたって盗撮。無料通信アプリ「LINE(ライン)」で動画や画像を共有していたことが明らかになった。300円~千円で売買されていた可能性もあるという。
校長会には、市立の全小中学校の校長ら約20人が出席。問題の経緯について市教委の担当者から報告があり、校長らは情報共有や指導の徹底を通じ、再発防止を図ることを確認した。
中田好昭教育長は校長会後に取材に応じ「危機管理や情報共有の意識をさらに持ってほしいと伝えた」と説明。今後の対応については「生徒や保護者からの対応は、学校長らに窓口を一本化していく」と話した。
この日は市議会の全員協議会も開かれ、金銭のやりとりの有無について市議から質問が相次いだほか、「性犯罪、性暴力との認識を持つべきだ」という厳しい声も出た。