裁判所も新型コロナ対策
2020年03月22日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、奈良地方・家庭裁判所(奈良市登大路町)は県内全ての裁判所の傍聴席の一部を使用不可とし、傍聴人同士の間隔を約1㍍確保する取り組みを始めている。
奈良地裁では、前後左右の1~2席分の間隔が空くよう、傍聴席の一部に「使用不可」と記した紙が貼られている。これにより、70席ある最も大きい法廷では使用できる席が約30席になった。
奈良地方・家庭裁判所の森純子所長は「傍聴を希望する方にはご不便をおかけする場合も生じるかと思うが、政府の専門家会議などの示した知見も踏まえた措置であり、ご理解いただきたい」としている。