県教委 教育実習の受け入れ延期
2020年04月3日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県教育委員会は2日、5月から県立学校で始める予定だった教育実習などの受け入れについて延期する方針を決めた。各市町村教委にも同日付で延期を要請した。吉田育弘教育長は「大学生にも感染が広がる中で、現時点での受け入れはやめるべきと判断した」と話した。
県教委によると、教員免許取得に必要な小中高校での教育実習は6月と9月、特別支援学校などでの介護体験は5月ごろから実施されている。特別支援学校には基礎疾患のある生徒が多く、感染した場合に重篤化しやすいことや、学校での感染拡大の防止などを考慮し、延期を決めた。
教育実習は9月以降に延期する予定といい、吉田教育長は「教職を目指す学生が実習を受けられないような事態は避けるので、安心してほしい」としている