「飛鳥ナンバー」交付 来月11日から
2020年04月28日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
国土交通省は5月11日から、自動車用ご当地ナンバー「飛鳥ナンバー」の交付を始める。対象地域は橿原市、田原本町、高取町、三宅町、明日香村。インターネットなどですでに申し込みを受け付けている。
図柄入りナンバープレートには、国宝・キトラ古墳壁画にも描かれた「朱雀」が飛翔する姿をデザイン。千円以上(百円単位の任意の金額)の寄付をすれば、フルカラーになる。図柄なしのプレートもある。
現在、県内は奈良ナンバーで統一されているが、対象地域の住民や企業が新車や中古車を購入すると、ナンバーは自動的に「奈良」から「飛鳥」に変わる。使用中の車のナンバーも変更できる。
橿原市などは平成25年に導入を目指したが、国交省の基準である「登録台数10万台」を満たせず、一度は断念。しかし、29年に条件が緩和されたため再挑戦し、30年に申請が認められた。
全国では5月11日、知床(北海道)▽弘前(青森県)▽葛飾(東京都)▽伊勢志摩(三重県)▽出雲(島根県)など、17のご当地ナンバーが新たに誕生する。
図柄入りナンバープレートの料金は、中型車が8490円、軽自動車が9180円。