特別救急搬送専属隊、生駒市で発隊式
2020年04月29日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
新型コロナウイルスの感染が疑われる患者を搬送する「特別救急搬送専属隊」の発隊式が生駒市消防本部で行われた。今月27日の式で小紫雅史市長は「自分の身を守りながら、市民の安心・安全のために全力で取り組んでいただきたい」と激励した。
同隊には市消防署員の3分の1にあたる34人が志願し、消防長の面接を経て9人が選任された。今後は市消防署内の専用棟で待機。約1カ月間、3交代制で、防護服やマスク、眼鏡を着用し、二次感染などを防ぐために15日に導入された専用救急車で出動する。
第1次隊の代表を務める消防司令の駒井敏久さん(49)は3人の子を持つ父親。「指導救命士の役割を担う僕らが先陣を切ることが、生駒消防のレベルアップと、市民の安心と安全を守ることにつながる」と意気込み、同隊最年少の消防士、長谷拓真さん(21)は「僕のような独身の隊員が手を挙げないといけないと思った」と話した。