シカの赤ちゃん第1号が誕生 奈良市の鹿苑で
2020年05月2日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「奈良の鹿愛護会」は1日、奈良市にあるシカの保護施設「鹿苑」で、今年初めてシカの赤ちゃんが誕生したと発表した。
生まれたのは体重4・2㌔、体長54㌢の雄。同会職員の石川周さん(42)が4月30日15時ごろ、鹿苑内を巡回中に発見した。同会の担当者によると、記録が残る平成11年以降でもっとも早い第1号の誕生で、「新型コロナウイルスで大変な状況だが、元気に育ってほしい。今も元気に走り回っています」という。
同会によると、シカの出産ピークは今月5月下旬から6月中旬で、鹿苑内では約189頭が生まれる予定だという。生まれた子ジカは7月下旬に奈良公園に放たれる。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、報道陣への公開や鹿苑での一般公開は中止になった。