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野球部に届け「リモート応援」智弁学園 吹奏楽部やチアリーダーらが撮影


10日開幕の甲子園交流試合に出場する智弁学園(五條市)の野球部にエールを送ろうと、応援団やチアリーダー、吹奏楽部の生徒ら約60人が7日に校内で「リモート応援」の撮影会を行った。
 新型コロナウイルスの影響で春の選抜大会、県独自大会とも球場での応援はかなわなかった。交流試合も同様だ。7月21日に生徒会主導で応援団やチアリーダー、吹奏楽部の生徒らが壮行会を開いたが、交流試合が近づくにつれ、「野球部に何かしてあげたい」との声が上がったという。
 そんな中、吹奏楽部の部員が動画投稿サイト「You Tube(ユーチューブ)」で、富山商吹奏楽部の「リモート野球応援」動画を発見し、今回の企画が持ち上がった。
 この日は、兄弟校である智弁和歌山の代名詞で、ビッグイニング

リモート応援の撮影を行ったチアリーダーら

を呼び込む〝魔曲〟として知られる「ジョックロック」など5曲を演奏。すでに撮影した5曲を含め、のべ10曲を収録した。12日に行われる中京大中京(愛知)との試合前日に、同校ホームページに掲載する予定という。
 チアリーダーの木村優那さん(16)は「甲子園で踊れないのは残念だけど、貴重な体験ができた。私たちの元気な声が少しでも野球部に届けば」と笑顔で踊りを披露。吹奏楽部の部長を務める山仲雛子さん(17)は「精いっぱいの演奏ができた。野球部だけでなく、コロナで大変な思いをされている方も元気になってもらえれば」と話し、同部の学生指揮を務める尾上智哉さん(17)は「僕らの応援を聞いて、少しでも高校野球に興味を持ってもらえたら」と笑った。

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