壇堂の国宝四天王立像、東大寺ミュージアムで公開
2020年08月24日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
東大寺(奈良市)の戒壇院戒壇堂が保存修理・耐震化工事のため拝観停止となったのに伴い、安置されていた国宝・四天王立像が境内の同寺ミュージアムに移され、公開されている。
四天王立像は持国天、増長天、広目天、多聞天で、奈良時代の塑像の傑作として知られている。戒壇堂は3年間の予定で、7月1日から拝観を一時停止に。このため、四天王立像はミュージアムで同23日から展示されている。
会場に並べられた4体の塑像は照明でほのかに浮かび上がり、戒壇堂内とは異なる印象を与えている。
入館料は中学生以上600円、小学生300円。問い合わせは東大寺総合文化センター(0742・20・5511)。