現新三つ巴火ぶた、葛城市長選
任期満了に伴う葛城市長選が18日告示され、ともに新人で元市議の藤井本浩氏(59)と吉村優子氏(67)、再選を目指す現職の阿古和彦氏(61)がいずれも無所属で立候補した。
藤井本氏は、JAならけん新庄支店前で出陣式。公約に葛城・二上山麓地域の開発、教育や福祉の充実などを掲げ、旧新庄町から引き継がれた約1億8千万円の未処理金の決着も主張、「市民に寄り添う気持ちを忘れることなく取り組みたい。葛城市をもっと元気にしていく」と強調した。
吉村氏は選挙事務所で出陣式。財政の改善や女性が活躍するまちづくり、教育環境の整備などを公約に掲げ、「葛城市の自然豊かな景観などの財産や資産を生かしたまちづくりができていない。『ひとに優しく、子どもにゆめを』というスローガンで1週間、戦います」と宣言した。
阿古氏は選挙事務所での出陣式後、近鉄尺土駅前で第一声。市民サービスの向上による人口増加や企業誘致、税収増加といった1期4年の成果をアピールし、「葛城市は活気のある、まちに生まれ変わろう、出来上がろうとしている。そのまちづくりを継続させてください」と訴えた。
投票は25日午前7時~午後8時に行われ、市民体育館で即日開票される。17日現在の選挙人名簿登録者数は3万385人。